診断士1次試験 企業経営理論|復習に役立ちそうな記事のまとめ

企業経営理論の記事まとめ

こんにちは、柴山です。

今年(2025年)の中小企業診断士1次試験は8月2日(土)・3日(日)なので、そろそろ直前期といっても良いころ合いかと思います。

この時期になると、受験生の皆さんは一通りの試験範囲の学習は終わり、苦手な単元を潰すための復習に取りかかっているはずです。そこで今回は「企業経営理論」の直前期の復習に役立つかもしれない過去記事をピックアップしてみました。

抽象的な問題文が多い企業経営理論では「実際の企業や人物をイメージして当てはめると正解を導きやすい」というのはあちこちで言われることです。

私なりのイメージの持ち方、考え方が皆さんにも役立てば幸いです。

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社長と部長で考えるドメイン問題

ここでいうドメインとは「活動領域」「活動範囲」等を指す用語で、IT分野で使われる「ドメイン」はいったん関係ありません。

ドメインに関する問題は企業経営理論の第一問で登場することが多く、ここで出鼻をくじかれると得点的にもメンタル的にも良いことは何もなく、なるべく取りこぼしを防ぎたいです。

企業経営理論でドメインについて出題される場合は、選択肢で挙げられた事例が「企業ドメイン」もしくは「事業ドメイン」、いずれかを判定させる問題がほとんどです。

この記事では、

  • 企業ドメインは社長案件
  • 事業ドメインは部長(事業部長)案件

として捉え、

選択肢にある案件を
事業部長が決定した場合、
社長がブチ切れるか、否か

という画期的なスキーム(?)で正解を導き出そうと試みています。

コンフリクト:職場の対立・すれ違いとの向き合い方

続いて、コンフリクトです。

この記事はどちらかというと、試験対策というよりは実際の職場で起きるコンフリクトについて考える、といったものです。

このため、
これを読んだら最速で選択肢の切り捨てる方法が分かる!
といった類いのものではありません。
が、「テキストを読んだだけだとコンフリクトについていまいちピンとこない」という方の理解の助けにはなるはずです。

【999円が売れる理由】価格戦略に活かせる心理効果とは?

正直、企業経営理論の勉強をしていて、「価格戦略がどうしても苦手なんだわ~」という人はいないのではと思いますが、復習には役立つと思います。

【心理学】ヒューリスティックとバイアス~直観的思考の近道と罠

企業経営理論には何気に心理学や行動経済学の用語が結構出てきます。私はもともと心理学や行動経済学の入門書とかを読むのが好きだったので抵抗は無いのですが、馴染みが無い方にとっては「なんだこれ?」となるかもしれません。

この記事では「経験にもとづく思考の近道」であるヒューリスティックについて解説しつつ、過去問の解説も行っています。

ヒューリスティック以外の心理効果についても解説していますので、心理学・行動経済学入門のとっかりとしても是非どうぞ。

【認知的不協和】頭が良い人が「儲け話」に騙される心理とは?

「認知的不協和」は消費者行動理論の中に登場します。

例えば、自動車やブランド品などの高額商品を購入した後、自分を納得させるために(購入後なのに)メーカーのホームページやカタログ、商品レビューなどを繰り返し見る、といった行動に現れます。

「認知的不協和」という字面(じづら)だけを見ると堅苦しい感じがしますが、日常生活の色々なところに関係する心理効果なので、読んでおくと話題が増えると思います。(試験直前にそれどころではないかもしれませんが)

【コアコンピタンス&ケイパビリティ】違いを理解して自社の強みを見極める

私が受験生時代に、よくこんがらがったのが「コアコンピタンス」と「ケイパビリティ」です。(今でも制限時間内にこの2つを正確に区別して解答せよ、と言われたら混乱する自信はあります)

定義としては…

コアコンピタンス
自社ならではの「特別な技術」や「独自のノウハウ」といった競争力の中核となる能力。顧客に価値をもたらし、一つの製品のためだけでなく幅広く展開が可能なもの。

ケイパビリティ
組織全体の学習能力や変化への適応力、そして顧客との関係構築能力など、より広範囲な能力を指す

こんな感じになります。これだけ読んでも理解できた自信がない方は、この記事を読んでおくと良いです。

【売上UP & 離職防止】インターナルマーケティングのメリット

インターナルマーケティングについて解説した記事です。

関連用語として、

  • エクスターナルマーケティング
  • インタラクティブマーケティング
  • エンゲージメント
  • 従業員満足度(ES=Employee Satisfaction)
  • 顧客満足度(CS=Customer Satisfaction)

などについても解説しています。

この記事では1次の過去問だけでなく、2次の過去問(事例Ⅱ)についても触れています。

このため、1次突破の目途がつき、2次の事を意識し始めている方にもおすすめです。

【グレシャムの法則】ビジネスにおける意思決定と身近な例

最後に「グレシャムの法則」についてです。

「グレシャムの法則」は元々は経済学で提唱された考えですが、意思決定理論としても引き合いに出されます。

この記事では後者に重点を置きつつ、経済学で使われる場合の意味も解説しています。

まとめ:企業経営理論は1次試験の最重要科目

企業経営理論は1次試験の最重要科目だと言っても、異論を唱える人はおそらくいないはずです。

理由としては

  • その科目名の通り、企業の活動の全体像について学ぶ
  • 企業戦略と事業戦略、マーケティング、組織人事などが含まれている
  • 2次試験4科目のうち事例Ⅰ・Ⅱの直接的な出題根拠である
  • 2次試験 事例Ⅲにもメインテーマではないものの深く関係する

企業経営理論が一番の苦手というなら、中小企業診断士を目指すこと自体を考え直した方が良い
といった意見もSNSなどで見かけますが、私も間違ってはいないと思います。

今年の受験まで残り僅か。本サイトの記事がどなたか1人の合格にでも役立てば幸いです。

ということで、今回はここまで。

企業経営理論の記事まとめ

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