中小企業診断士とビジネスコーチング① そもそもコーチングとは?

そもそもコーチングとは

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こんにちは、柴山です。


早速ですが、中小企業診断士でコーチングを学んでいる方はかなり多いのでしょうか?

今回は診断士に限らず、
最近、自分の周囲でもチラホラ聞くけど、コーチングってどうなの?
みたいな疑問にお答えする記事を目指してみました。

早速ですが、コーチングの定義はウイキペディアによると以下のようになります。

促進的アプローチ、指導的アプローチで、クライアントの学習や成長、変化を促し、相手の潜在能力に働きかけ、最大限に力を発揮させることを目指す能力開発法・育成方法論の仮説に基づいた手法の一つ。

この説明だけで納得する人は少ないと思いますので、もう少し分かりやすい「コーチングとは?」から始めていきたいと思います。

なおコーチングは非常に広い分野で活用可能ですが、当サイトでは中小企業診断士として私の立場から書いております。従って主に仕事における人の成長を促す手法として扱っていますのでご了承ください。

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そもそもコーチングとは何ぞや?

この記事全体において、厳密な定義にこだわることで難しい説明になってしまうことは避け、分かりやすさ優先でまとめていくことにします。

コーチングとは

  • コーチと相談者(クライアントとも言います)の対話によって行われる
  • コーチの主な役割は「教える」「アドバイスする」ではなく「問いかける」である
  • コーチは質問することにより、相談者の考えや能力を引き出し、自発的な成長を促す
  • コーチングは相談者に気付きと行動変容をもたらす

だいたいこんな感じとなります。

「コーチ」の由来は馬車?
もともと「コーチ」というのは馬車のことで、「目的地まで連れて行ってくれるもの」のイメージから教師やスポーツのトレーナーを指す言葉として使われるようになったそうです。そこからさらに派生してビジネスマネジメントの世界でも使われるようになったのは1950年代以降だそうです。

他の手法との違い

「コーチング」と聞くと、部活動のコーチや、企業研修のイメージが浮かぶかもしれません。
でも実際には、もっと広く、「人生の節目で自分の進み方を見直す」ためのツールとして注目されています。

コーチングの特徴
コーチングは「教える」「導く」といったイメージではなく、
「質問によって気づきを引き出す」というスタンスが特徴です。

コーチ = 正解を教えてくれるアドバイザーではありません。
「どうしたらいいか」を与えるのではなく、「あなたはどうしたいか?」をともに探ります。
その結果、自分自身の中にある答えに気づき、自然と前に進む力が湧いてくるのです。

他の相談手段との違い

相談手段アプローチ主な目的向いているケース
ティーチング教える
(答えを与える)
スキルや知識の習得既存のスキルや知識を学びたいとき
カウンセリング傾聴・受容
(心のケア)
心の問題の整理・回復気分が沈む、過去の経験にとらわれているとき
コンサルティング分析・助言
(問題解決を主導)
業務や戦略上の課題解決ビジネスの課題や改善策を求めているとき
コーチング傾聴・質問・対話
(内面から引き出す)
自分の目標や考えの明確化進み方が分からない、迷っているとき


→ コーチングは「自分の中の答え」にスポットライトを当てる手法。
 明確な問題があるわけではないけれど、「このままでいいのか」と感じたときにこそ、その力を発揮します。

コーチングの会話例を作ってみた

相談者が「どんな業界に就職すべきか悩んでいる学生」という設定で、会話例を作ってみました。

コーチ:就職先の業界について悩んでいるそうですね。どんなことを考えていますか?

学生:はい、自分に合った業界がわからなくて…

コーチ:なるほど。あなたにとって理想の仕事とはどんなものですか?

学生:うーん、やりがいがあって、自分の能力を活かせる仕事がいいですね。

コーチ:やりがいと能力を活かせることが大切なんですね。具体的にどんな能力を活かしたいですか?

学生:そうですね、人と接するのが得意なので、それを活かせたらいいなと思います。

コーチ:人と接する能力を活かせる業界にはどんなものがありそうですか?

学生:サービス業や営業職、教育関係などでしょうか。

コーチ:いくつか候補が出てきましたね。これらの業界について、どのように調べていけばよいと思いますか?

学生:そうですね、インターンシップに参加したり、その業界で働いている人にお話を聞いたりするのがいいかもしれません。

コーチ:素晴らしいアイデアですね。次のステップとして、具体的に何をいつまでに行動に移しますか?

前述の通り、コーチは答えを与えることはしません。
この会話例でもコーチは角度を変えて質問をしていくことにより、相談者自身の気付きと行動目標決定を促す役割を果たしています。

参考までに、同じ相談テーマで、(コーチではなく)教師によるティーチングの会話例を作ってみました。

教師:就職先の業界で悩んでいるそうですね。主な業界には製造業、サービス業、IT業界などがあります。

学生:サービス業に興味があります。

教師:サービス業は人と接する機会が多いです。自己分析をして、自分に合う分野を見つけましょう。

学生:どうやって自己分析すればいいですか?

教師:強みや興味を書き出し、インターンシップにも参加してみてください。

学生:わかりました。やってみます。

この会話例では教師が学生に解答を提示する役割を果たしています。

ちなみに、これは手法の違いを説明したかっただけで
コーチング > ティーチング
ということが言いたいわけではありません。

コーチングの意義と自己決定権

コーチングに対して、よくある疑問として

「気付きと行動変容をもたらす」
とか言われても…

むしろ、さっさと答えを教えてくれた方がありがたいのでは…

そう感じる方も多いかもしれません。

ですが例えば、貴方が今後のキャリア形成について悩んでいるとして
君に向いているのは経営企画だ。
明日にも辞令が出るから
さっさとデスクを移動し給へ

など、一方的に言われたらどうでしょうか?あまり良い気分ではないと思います。

これは人間は、
自分には決定権がなく、一方的に決められ責任だけ負わされる
という状況が大嫌いだからです。

仕事とは関係無く、日本中の(?)家庭内において繰り返される

今、勉強しようと思ったのに、
怒られたからやる気を無くした
!!!

という会話も、単に子供の屁理屈というわけではありません。
これは自己決定権の否定、つまり自分の意志で決めたことでは無いのに強制される、という状況への反発です。

反対に「これは自分の意志で決めたことなんだ」ということに納得できる状況であれば、本人のモチベーションが上がるのではないでしょうか?

コーチの質問をきっかけに相談者が自ら考えを整理、自分の中に答えを見つからこそ、未来の行動を変え得るのだと考えることができます。

中小企業診断士がコーチングを学ぶ理由

中小企業診断士でコーチングを学ぶ方が多い理由として

  • クライアントとのコミュニケーションに役立つ
  • 診断士はクライアントに、自分の考えに従うよう強制できる立場ではない ⇒ 経営者が自発的に問題解決の為に行動するよう促せる
  • クライアントに質問を繰り返すことで、経営課題を多角的な視点で俯瞰できる
  • コーチングもできると名刺やHPに書くことで、依頼が増える

最後の1つは、オマケみたいなものですが、営業上は最も重要かもしれません。

私がコーチングを学んでみたいと思った理由

ここで私がコーチングを学ぼうと思った理由を書きます。

私は広告代理店に勤めていたのですが、当然ながらHP制作などについて打合せをする機会があります。そうすると、HPに何を載せるべきか、その他意見を求められることが当然あります。

ただ、そういう時にいつも気になるのが、
その件について、一番詳しいのは誰か?
という問題です。

私がいくら中小企業診断士になるための勉強をしたからといって、その会社の抱える問題について当事者である経営者や担当者の方より詳しいわけはありません。

そうであるなら、こちらが頭で(理屈で)考えた答えを押し付けるよりも、当事者の思考を整理する側に回った方が良いのでは、と思ったからです。

加えて、私が提供した「答え」が仮に正しいとしても、それで先方が納得するかは別問題です。前述の通り、人間は人から意見を押し付けられたと感じると、行動を変えない可能性が高いです。

…みたいなことを考えているうちにコーチングの考え方を知り、学ぶことを決意して今に至ります。

ということで、今回はここまで。

★お知らせ★
愛知県一宮市、名古屋市、岐阜市など尾張エリア周辺で、コーチングにご興味のある方は
中小企業診断士事務所 
OFFICE LINTE(オフィスリンテ)
 柴山
まで、お気軽にお問い合わせください。
その他の地域の方もzoom対応可能です。

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