【中小企業診断士試験 2次つまみ食い】1次勉強の途中から始める2次攻略

2次つまみぐい

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こんにちは。柴山です。

今回の記事より中小企業診断士試験合格の為の試みとして
・主に独学の方で
・1次試験を勉強中の方に向けに
・2次試験問題(の一部)を解説する


 という企画を
「2次つまみ食い」と銘打って行っていきたいと思います。

こんな方におすすめ
・現在、1次試験の勉強中
・2次試験の科目や内容についてまだ分かってない
・2次試験のことも気になるが、調べる余裕が無い

こんな方には不要かも
・リベンジ組の方などで、既に2次試験経験済み
・その他、2次試験の内容をある程度は把握できている

なお、中小企業診断士の試験制度を理解できている自信がないかたはこちらの記事をどうぞ。

INDEX

2次の勉強はいつ始めるのが正解なのか?

さて早速ですが、合格者の方が書いているブログ等で2次試験の勉強はもっと早いタイミングで、1次の勉強の途中から始めても良かったといった意見を目にすることがあります。また、予備校でも早目の勉強開始を推奨しているところもあるようです。

学習の効率からするとこの考え方は理にかなっている面もありますが、私自身が受験生だった頃の心境を思い出しても、1次が終わってないのに2次の準備に着手する勇気はありませんでした。

だって、そんなこと言ったって
1次に落ちたら元も子も無いやん

と、思ったからです。

しかも、2次の勉強はもっと早く始めても良かったというのは最終合格まで辿り着き、試験の全体像を把握できた後で初めて言えることであり、そもそも2次について十分な知識が無い状態では何から着手していいかも分からないのが当然です。

反対に言えば、
何から着手していいか分かっている状態、
つまり1次試験で使う知識の定着にも役立ち

かつ深入りし過ぎでない範囲にとどめて
2次試験の準備を進めることができれば
心理的にもかなりのアドバンテージにできると思います。

という訳で、
この試みを 【2次つまみ食い】 と名付け、
まだ1次試験科目を勉強中の方でも着手できる
2次試験問題をピックアップしていきます。

2次試験の4つの事例と1次試験との関係

いちおう、現時点で2次試験の科目について全く分かっていない方のために書くと、2次試験では受験科目のことを「事例」と呼び、事例Ⅰ~Ⅳを80分ずつ使って解くことになっています。4つの事例の公式テーマは下記の通りです。

・事例Ⅰ…組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例

・事例Ⅱ…マーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例

・事例Ⅲ…生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例

・事例Ⅳ…財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例

見ての通り、各事例のテーマには「~を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」という共通の言葉が付きます。

ここで注意すべき点として、例えば事例Ⅲでは生産・技術の視点が主となるものの「専任で生産管理を行う者がいないせいで現場が混乱しているので、新たに担当者を任命する」といった人事的視点からも解答しなければならない場合があります。従って「○○〇を中心とした」というのは、〇〇〇以外の視点は必要ない、ということではありませんので注意が必要です。
(この辺のことは2次の勉強を進めるにつれて段々と分かってくることなので、今はピンと来なくても全く問題ありません)

ちなみに各事例について、主に出題の根拠となる1次試験の科目は下記のようになります。

・事例Ⅰ:企業経営理論

・事例Ⅱ:企業経営理論と運営管理の一部(店舗運営など)

・事例Ⅲ:運営管理と企業経営理論の一部

・事例Ⅳ:財務・会計

まずは「財務・会計」の為に「事例Ⅳ」をやってみる

話が少し脱線しましたが、1次・2次の科目で一番関連性が分かりやすいと思われるのは、やはり「財務・会計」と「事例Ⅳ」かと思いますので、ここを【2次つまみ食い】のスタートラインにしたいと思います。

なお、あくまで「財務・会計」の為の学習ですので、2次試験に本腰を入れてからでないとキツい、難しい単元はやらない予定です。(難しい単元は別のシリーズでやろうと思っています)

【2次つまみ食い攻略】当面の予定(仮)
・損益計算書編
・キャッシュフロー(CF)計算書編
・経営分析編

ここまでUPしたら、引き続き財務会計⇒事例Ⅳの【2次つまみ食い攻略】を継続するか、それとも他の科目の解説記事に移行するか、その時の気分で改めて考えてみる予定です。

それでは各単元ごとに記事がまとまり次第、アップしていきますので、お付き合い頂けますと幸いです。

中小企業診断士 試験対策について(⇒クリックすると開きます)

時間的・地理的な制約を受ける通学講座はいったん除外するとして、独学と通信講座それぞれのメリットは以下のようになります。

独学のメリット
自分のペースで勉強できるのが最大のメリットです。
特に2次試験において、自分なりの解答プロセス構築にじっくりと取り組めるメリットがあります。

通信講座利用のメリット
①質問することができる
②スマホアプリを使って学習できる
③2次を意識した1次の学習ができる
④2次試験の添削を受けることができる
⇒2次の独学にありがちな独りよがりの解答を防げます。
反面、受身になってしまうことで自分なりの工夫・試行錯誤がおろそかになる可能性があります。

過去問について:1次・2次共通で中小企業診断士協会の公式サイトからダウンロードできます。
こちら
解答について:1次のみ公式サイトで正解が公開されています。
こちら(最新年度のみ別ページです)

私が使った2次対策テキスト(⇒クリックすると開きます)

以下は私が実際に使った中で、合格への貢献度が大きかったと思われるテキストです。2025年7月時点での最新または準最新版のリンクをまとめました。

なお、2次試験テキストの特徴として、
①1次試験終了後には品薄になるので早めの購入が必要
②1次試験とは異なり必ずしも最新版を毎年購入する必要はない
(最新知識を問われる訳ではないため)
なお過去問は中小企業診断士協会の公式サイトからダウンロードできます。
こちら

【ふぞろいシリーズ】(事例Ⅰ~Ⅳ)
2次試験対策として必須なのが「ふぞろいな合格答案」、通称「ふぞろい」です。
2次試験では公式から正解が発表されることはありません。そこで各年の受験生の実際の解答(正確には再現答案)を元に、何が加点要素となったかを分析することで合格への道標としています。

全知識&全ノウハウ(事例Ⅳ)
2次試験に初めて挑む方は、事例Ⅳ対策として1度はやっておいた方が良いです。
毎年出版されますが、内容の変更箇所はそれほど多くないので毎回購入まではしなくて良いと思います。

【意思決定会計講義ノート】(事例Ⅳ)
通称「イケカコ」です。そもそも中小企業診断士試験用に制作されたテキストではなく、かつ解説が分かりづらいので、2次試験2回目以降の方向きだと思います。
一方、事例Ⅳで過去にないタイプの出題がされた際、実は類題がここに載ってた、ということが度々あります。
(これについては最新版とかは特にありません)


2次つまみぐい

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