CONCEPT

差別化の第一歩は『言語化』から

お客様の笑顔が私たちの宝物です。
…的なことをWEBサイトでうたっている企業はたくさんあります。

もしも地球上で(あるいは少なくとも日本中で)このようなアピールをしているのが自社だけであれば、それは素晴らしいメッセージとしてお客様に届くかもしれません。

ですが、現実には競合のA社~Z社がことごとく同じようなこと言っているので、それだけではお客様にとって何ら「特別感」を伝えられません。

ですので大切なのは
お客様の笑顔を宝物と本気で思っているからこそ、
我が社では○○〇という取組みをしている。


この○○〇の部分を具体的な言葉にしてあげることです。

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従業員5名の住宅会社 が大手ハウスメーカーに「信頼」で勝つには?

ここで例え話をします。
ある街に従業員数が5人の注文住宅会社があったとします。

社員が少数であっても、
社内で行う業務は商談、プラン提案、ローン手続きなどに絞り、
設計は設計事務所に、
施工を地場の工務店に、
それぞれ外注することで事業は可能です。

ただ、規模が小さい分どうしても
営業スタッフはいい人そうだけど
この会社に任せて大丈夫なんだろうか?

お客様からはそんな風に思われてしまうかもしれません。

一方、大きな会社なら安心と言えるのか?

インターネット上には、実際に家を建てた消費者の声が集まる掲示板があります。

そこには大小様々な住宅会社にて家を建てたユーザーの声が集まっています。

もちろん、
この会社を選んで良かった!
という声もある一方で

大企業だと思って信頼して任せたのに
裏切られた…

といった声も見られます。

後者の中に多く見られるのは、
大企業だと思って信頼して任せたのに)
愛想が良かったの契約するまでで、
いざ入居したらその後は音沙汰も無く

不具合への対応が遅い、
しつこく催促してやっと動いてくれた、

といったものです。

さらには、
担当が退職したので、その件については分かりませんと言われた
…のような書き込みも少なからず見られます。

これから家を建てたいと真剣に考えている消費者からすれば、こういった口コミに敏感になるのはごく自然なことではないでしょうか?

小さな会社ならではの「信頼」の伝え方

そこで、先ほどの小さな会社がこんなメッセージを発信したらどうでしょうか?

○○住宅ではアフターサービスは社長自らが担当します。
我が社が続く限り
「担当は退職しました」
「その件については聞いてません」
などといった無責任なことは決して申しません。


たとえ実際には人手が足りないので、やむなく社長自らがアフターサービスをやっているだけ…だとしても、

ウチの会社はお客様対応をきっちりやってる。
アフターサービス担当=社長と書いても何ら問題ない。

自信を持ってそう言い切れるなら、この表現はアリではないでしょうか?

独自の強みはお客様に伝わっていますか?

マーケティングの世界では、自社だけの独自の強みをUSP(Unique Selling Proposition)と言ったりします。自分で書いておいて何ですが、この用語を覚えること自体はそれほど重要ではありません。

重要なのは、競合と比較された場合に明確な差となるような、独自の強みを持つこと。そしてそれを分かり易く言語化し、お客様に発信することです。

それは別に大企業でないと開発できないような圧倒的な技術(例:トヨタのハイブリッド)なものである必要はありません。

前述の小さな住宅会社であればホームページに
お客様の笑顔を守るために、我が社では社長自らがアフターサービス担当者を務めています。
と書くことで

お客様の笑顔が私たちの宝物です。
こう書いてあるだけの他社に対して、1つの分かり易い差別化ポイントを作ることができます。


…と、ここまで長々と書いてきましたが、
私は中小企業診断士として、顧客企業の強みを分かり易く言語化することにこだわっていきたいと考えています。

強みにこだわったWEBサイトの制作およびリニューアルについては
問い合わせフォーム から
お気軽にお問い合わせください。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

OFFICE LINTE(オフィスリンテ) 
代表:柴山賢二

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